重水素・重水

重水素・重水

商業用日本初 国内生産の重水素

重水素とは、産業用で広く使用されている水素の同位体です。重水素の性質を生かして、半導体などのエレクトロニクス・光ファイバー・化学・重水素ランプ、核融合など様々な分野で用いられています。

従来、国内への供給は、その大部分を米国からの輸入に頼ってきました。今後、世界的な需要の拡大が見込まれることから、重水素の調達リスクが高まることが予想されています。

そこで、イワタニでは日本初となる重水素の商業生産を開始しました。 イワタニは国産の重水素により、更なる安定供給および短納期を実現いたします。

重水素とは

重水素(D2)は水素(h3)と比べて、中性子が1個多い同位体です。基本的な性質はほぼ同じですが、唯一「分子量」について、水素が2に対して重水素が4と約2倍であり、ここにわずかな物理的、化学的変化が生まれます。
(総称して同位体効果と呼ばれています。 )





この同位体効果が近年注目されており、水素原子から重水素原子に置き換えることで、化合物の性質が変化し、結果として「高寿命化」「耐久性の向上」「分解の抑制」などといった効果が期待されています。

重水素の適応分野

重水素は様々な分野で使用されています。半導体や光ファイバーで使用されている他、近年CO2排出量削減の流れも受け、大学が「核融合」の研究を進めています。この核融合の燃料としても重水素は使われています。その他、「製薬」「医療機器」「水添」「分析」「有機EL」などの分野で研究が進んでいます。



水素原子から重水素原子に置き換える目的や効果は分野によって異なります。半導体においては信頼性向上、光ファイバーでは光の損失抑制効果を目的に使用されています。

製薬では、炭素と水素の結合を、炭素と重水素に変えることで、服薬しても結合が切れにくいといった効能延長が期待されています。

重水素の国産化について



現在、注目されている重水素ですが、従来日本で手に入る重水素のほぼ全てを米国からの輸入に頼っていました。

当社は2018年から重水素の製造・販売を開始しましたが、現在ではお客様の旺盛な需要を受けて、増産も計画しています。すでに日本以外のアジア各国や欧米にも輸出を開始するなど海外への供給も可能です。

イワタニの重水素の特徴


品質管理体制

当社は品質管理の極めて厳しい半導体分野にも重水素を供給しております。半導体分野の厳しい要求にも対応可能な品質管理体制を整えております。

高い生産能力と規制に囚われない国産による安定供給

重水素は国際的に規制されている物質です。そのため、手続き等に時間を要するため、発注してから手元に届くまで数カ月かかる可能性もございます一方、当社の重水素は国産のため、安定して短納期での供給が可能です。

容器バリエーションが豊富

容器を小さいサイズから大きいサイズまで取り揃えております。お客様のニーズに合った形で供給させて頂くことが可能です。


3.4L、10Lの小容器にも対応(※小容器のみ売り切り)
半導体用として、特別な内面処理を行った容器とバルブを用意

有機EL分野で注目の重水素

通常の水は酸素原子と水素原子から構成されますが、水素原子の代わりに同位体である重水素原子が酸素原子と結合することで重水となります。


有機ELにおいて「発光層」に用いられる発光材料を製造する過程で重水素化が注目されています。重水を用いることで発光効率の向上や消費電力の抑制、製品の長寿命化が期待されています。

企業情報

出展団体名

岩谷産業株式会社

所在地

〒150-0003 東京都 港区西新橋 3-21-8

設立年月

1945年2月2日

従業員規模

1,351名

URL

http://www.iwatani.co.jp/jpn/

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