ANY(エニー)のディープラーニングパッケージ
ディープラーニングは、機械学習の手法の一つで「深層学習」とも呼ばれます。ニューラルネットワークの中間層を多層化することで、より複雑な情報処理が可能になります。
機械学習では、人が特徴を学習させる必要がありますが、ディープラーニングではAIが自らルールやパターンを発見します。この技術の発展により、生成AIが生まれました。株式会社ANYは、この技術を画像検査に応用し、人間の目に近い精度を実現しています。
主な特徴

●より人間の目に近い画像検査を実現(官能検査)
●自動化が難しかった検査の省人化を推進
●お客様自身で設定可能な、直線的な操作性
●要望や検査環境に応じた、適切なデバイスを厳選
株式会社ANYについて
画像検査に不可欠な技術を結集して、システム全体をコーディネート。
株式会社ANY(エニー)は、画像処理・検査のシステムインテグレーターとして、複雑化する画像検査装置をシステム全体で捉え、顧客に最適なソリューションを提供します。マシンビジョンシステムを構成する6つの技術「光学+照明」「ソフトウェア」「制御+ロボット」「ディープラーニング」「3D検査」を統合し、顧客の課題解決に貢献します。特に、AI(ディープラーニング)を活用した画像検査に強みを持ち、従来は自動化が難しかった検査の省人化を推進します。静岡県に拠点を持ち、国内外に展開しており、自動車、電子機器、医療機器、半導体など幅広い業界に対応しています。

画像検査装置の開発・製作とPDCAサイクルと連動した一貫サービス。
マシンビジョンシステムを構成する6つの技術をひとつに束ね、全体最適化の発想で、ハイクオリティーな画像検査システムを実現します。
- 光学 + 照明:「見える」から「見る」へ。機材に“意思”を与える「光学 + 照明」
- ソフトウェア:画像処理技術とデータ活用で、画像検査の導入を成功に導く「ソフトウェア」
- 制御 + ロボット:お客様の現場・作業環境にベストマッチする「制御+ロボット」
- ディープラーニング:学習を重ねることで、画像検査の概念を超え続ける「ディープラーニング」
- 3D検査:3Dで画像検査をより精確に、より多目的に「インライン3D(3次元)データ検査システム」


マシンビジョンのように異なるメーカーの製品が組み合わせられたシステムの場合、その縦割構造がトラブル解決や改善の障壁となることが多々あります。ナラサキ産業 × ANY(エニー)のマシンビジョンソリューションはワンストップ体制により、保守や改善の手間を大幅削減。さらにお客様のPDCAサイクルに歩調を合わせた末永いサポートで、貴社の永続的な発展に貢献し続けます。
株式会社ANY(エニー)の強み
課題分析から導入・保守まで一貫でサポート。
システムインテグレーターの視点で、貴社だけの最適解を実現します。

ANYの強みは、画像処理・検査におけるシステムインテグレーターとしての専門知識を活かし、顧客に最適なソリューションを提供できる点です。
●多様な技術の統合
光学、照明、ソフトウェア、制御、ロボット、3D検査など、幅広い技術を統合し、顧客の課題を解決します。
●主要メーカーへの対応
Keyence、Cognex、HALCON、Preferred Networksなどの主要メーカーに対応しています。
●顧客ニーズへの対応
顧客の課題、検査目的、設置環境に合わせ、最適なシステムを提案し、現行ラインへの組み込みからスタンドアロンタイプまで、柔軟なカスタマイズが可能です。
●AI(ディープラーニング)の活用
ディープラーニングを活用し、高度な画像検査を実現し、省人化を推進します。
●ロボットとの統合
画像検査とロボットを統合し、ティーチングオペレーションを容易にします。
●顧客目線での徹底的な仕上げ
顧客のニーズに合ったものを最後まで徹底的に仕上げることを重視します。
製品紹介

ナラサキ産業 × ANY(エニー)ディープラーニングパッケージ
学習を重ねることで進化し、自ら判断を下しながら高精度な画像検査を実現するANYディープラーニングパッケージ。厳選したシステム構成と、お客様自身でのティーチングを可能としたわかりやすいインターフェースにより、多種多様な画像検査のご要望にお応えします。

究極の画像検査を追求、ハイブリッド・コンセプト
ナラサキ産業 × ANY(エニー)のディープラーニングパッケージの特徴は、デバイスメーカーや既存システムの枠にとらわれない「最適化」の思想です。同様に、何でもディープラーニングに任せるのではなく、従来のルールベースの優れた点も採り入れることで、真に最適化された画像検査システムを追求します。

ディープラーニングを活用した先進の画像検査を、厳選したカメラや照明、制御ソフトのワンパッケージで実現します。

主な仕様
- 欠陥検出:1.良品のみ教示 2.良品と不良品(欠陥箇所)を教示
- 品種分類
- 位置決め
- OCR(文字読取り)
基本仕様
カメラ | 最大4台まで接続可能(GigEカメラ等) |
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照明 | 各カメラにつき1台 合計4台対応 |
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入出力 | PLCにSLMPにて接続(通信のためのラダーは不要) |
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その他 | 既存の画像処理と組み合わせて検査できます。 カメラ・照明・PLCともにEthernetケーブル1本で簡単接続可能です。 |
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代表的な検査対象
自動車関連 | ヘッドライト・ボディー・ステアリング・エンジン・クラッチ・モーター・ダンパ・QR DM 読み取り |
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化粧品関連 | 容器・異物混入・異品・フィルム・欠け・文字読み取り |
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食品関連 | 異物混入・フィルム・容器・色・穴・バーコード・文字読み取り |
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電子部品関連 | ハンダ・組付け・異品・文字読み取り |
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医療関連 | 容器・文字読取り・気泡・アライメント |
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液晶EL関連 | アライメント・フィルム・素ガラス・膜厚・クラック・ムラ |
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楽器関連 | ボディー・弦・外観・寸法 |
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電機関連 | 巻き線・溶接・モーター |
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製菓関連 | 溶着・割れ・異物・文字読み取り |
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木材関連 | 寸法・傷・外観・品種判定 |
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その他 | 樹脂成型・レンズ傷・携帯ガラス・電線傷・印刷・製紙 等 |
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導入事例

自動車・電子機器・医療機器・半導体・液晶・医薬品・食品・化粧品・金属部品・樹脂成形品など多数。
- 特殊照明とディープラーニングを活用した表面検査
- 金属の微少な表面検査
- HALCON を使用した標準ソフト
- COGNEX VisionPro DeepLearning を使用した標準ソフト
- 白色照明を使用した3D検査
- 鏡面検査用の照明装置(光沢のある金属)
- フィルム欠陥検査(ライン)
- RGB照明とディープラーニングを組み合わせたプリント基板検査
- Preferred Networks Visual Inspection を使用した標準ソフト
- ディープラーニングを活用した形状検査
- 特殊光学系を使用した容器のフィルム溶着検査
- 複雑な樹脂成形品の形状検査
- 基板検査用 オートフォーカスユニット
業界実績
機能性フィルムメーカ、ダイカストメーカ、クラッチメーカ、製紙メーカ、建設機械メーカ、製菓業界、自動車部品メーカ、物流業界、精密機械部品メーカ、金型部品メーカ、鋳物メーカ、磁石メーカ、梱包資材メーカ、印刷業界、食品メーカ、医療機器メーカ、自動車メーカ、合成樹脂メーカ、セラミックスメーカ、住宅設備メーカ、給湯器メーカ、玩具メーカ、防振ゴム業界、化粧品業界、総合電機メーカ、音響機器メーカ、電動機メーカ
ANY社のディープラーニングパッケージの導入にナラサキ産業

ナラサキ産業は、ANY社のディープラーニングパッケージの導入を支援し、周辺機器を含む自動化システムの構築を提案・サポートします。他製品との組み合わせなど、ニーズに合わせた幅広い提案を行います。