生産現場における課題
標準納期以外の突発・短納期案件が多い
お客様の様々な理由により、標準の納期スケジュールでの依頼は実際に3分の1程度で(当社アンケート結果)、突発案件や短納期案件が半数以上を占めます。現場ではその都度作業工程を調整しており、スケジュール管理に膨大な負荷がかかっております。
各工程でスケジュール調整が起きる
例えば治具の制作や外注先の納期の遅れなど、いずれかの工程で予定通りにならないことが多々あります。日々の現場ではその都度、状況に応じて柔軟に対応する必要があります。
現場の状況を正しく把握する仕組みがない
会計システムと繋げていく場合は経営的な視点となり、現場で今何が起こってるのかを正確に把握できません。実務上は日々現場リーダーの判断で変わっているにもかかわらずシステムは変更されず、システムと実態が乖離が発生しています。
管理主導型(トップダウン)から現場主導型(ボトムアップ)へ
一般的な製造工場では、生産計画から製造計画を作成してトップダウン方式で製造現場に指示を出します。このトップダウン方式では、頻繁に計画変更が発生する場合、現場で起こっている計画変更の要因を捉えきれず、実態に即した製造計画データの変更ができません。
製造が計画通りに進んでいれば問題はありませんが、現実には、不良が発生したり、特急品が入ってきたりと計画通りには進んでいかないことが多々あります。
今後は「コミュニケーションによる共同作業」に代わっていくと考えます。つまり「指示」ではなく「合意」で進んでいくという考え方です。
1人で全ての必要な情報を持ち合わせていることはありません。そのため合意・判断をする時には周囲の人に確認・依頼し、最適な答えを導きだそうとしています。これが「コミュニケーション」です。
生産効率を上げるためには、このコミュニケーションの密度・精度を上げることが一番です。現場主導(ボトムアップ)で、現場のコミュニケーションにおいてアウトプットされた情報を、ツールとしての生産管理システムにインプットして、効果的に活用していくことで、真に生産性を上げることができます。
「現場主導型生産管理システム」の考え方
「現場主導型生産管理システム」は、「人同士が精度の高いコミュニケーションを取り、どうすれば良いかを人が考えていくことが一番重要であり、コンピュータはその手助けが出来るツールとして位置付ける」との考えがベースになっています。
現場の作業員がコミュニケーションを行いながら日々業務を進めている「その時」に、本システムはその調整を行います。現場の「共通の情報インフラ」として使うことができます。現場メンバー皆が寄り合い、物事を決める時に、現場主導型生産管理システムがパワーを発揮します。
特徴と機能
直感的な制作スケジュール作成
スケジュール共有のためにホワイトボードを使っている現場の声から生まれた「タッチ操作」で、スケジュールの管理・調整ができます。計画はWebブラウザ上でドラッグ、ドロップ(タッチ)操作により、直観的に作成することができます。
ブラウザだけあればOK
新たなソフトを導入する必要は一切ありません。ブラウザ表示のため、営業回りなどの外出先でも現場の状況などが確認可能です。突発案件などの受注機会を逃しません。
使い慣れたエクセル様式
使い慣れたエクセルの操作で、見積書、製作指示書、注文書、見積依頼書、納品書、請求書の登録と作成ができます。エクセルで作成した見積書から製作日程表に表示する工程リーフ(タグ)を自動的に作成できます。また、製作日程表で製造実績登録を行うことによりエクセルで納品書・請求書の発行が行えます。作成したデータは全てデータベースに格納され、一元管理と共有が可能です。
主な機能 | - 見積受注情報または製品生産計画情報から製造指示、製造日程計画情報へ自動展開
- 製造日程シミュレーション
- 材料や中間品の製造必要所要量の将来の予定を含めたリアルタイム計算とアラート発報
- 作業担当者や設備のリソース項目切替表示
- 製造指示から材料発注、外部委託への連動
- 製造現場での製造指示変更、製造日程変更
- タッチ操作やバーコード、QRコードを利用した製造実績登録機能
- 音声や製造担当者字度認識による製造実績登録機能
- 製造実績情報から出荷、納品、請求情報への連携機能
- 材料や委託先への発注情報、入荷情報からの支払い、買掛管理への連携
- 請求データから売掛・入金管理への連動
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デモンストレーション
スケジュール共有のためにホワイトボードを使っている現場の声から生まれたタッチ操作で、スケジュールの管理・調整が直感的にできます。計画はWebブラウザ上でドラッグ、ドロップ(タッチ)操作により、直観的に作成することができます。
株式会社シスディブリンクについて
当社は生産管理システムの開発と販売、及び制御系のソフトウェアの開発を行っています。お客様のニーズに答える為にヒアリング・分析作業を徹底的に行い、顧客の業務を深く理解し、効果的なシステムの提案・構築を行います。
モノづくり・支援ソフトウェアの開発を通じてWeb・通信・制御系の最先端の効果的なソフトウェアを低コストで開発・提供し中小企業のIOTを推進します。これまでのIT化の開発・支援で培った知識・経験により柔軟かつ高い開発力で中小企業のIT化をサポートします。
- シスディブリンクの主要業務
・モノづくり・支援ソフトウェアの開発
・現場型生産管理プログラムの開発・販売
・Webシステムから制御系までトータルシステムの提案・構築
・低コストでのセキュアなクラウドサービスの提供
・お客様の業務内容に沿ったIT化の相談
よくあるご質問
- 他社の生産管理システムとの違いはなんですか?
- 本システムは、様々な対応すべきことが多く発生する製造現場にて、「本当の見える化」を実現したシステムです。完全にオートメーション化された工場(製造現場)では本システムは必要ありませんが製造現場の担当者が対応しなければならないことが数多くあり、可視化することが難しい場合に効果を発揮するシステムです。
多くの中小企業や、大企業での部門の中で使って頂けるシステムです。
- 導入する際に導入する会社に合わせてシステムを変更することは出来ますか?
- はい、可能です。本システムはカスタマイズすることを前提に作成されております。また製造現場に様々なセンサー等を取り付け、データを取得し、製造現場IOTの実現が可能です。
- システム導入サポートは行って頂けますか?
- はい、ご契約時にシステム導入サポートメニューをご採用頂くようにしております。システム導入が完了すれば、その後のサポートメニューも準備させて頂いておりますが、必須ではありません。
- 導入に必要な期間はどのくらい必要でしょうか?
- 一般的には3ヶ月程度とさせて頂いておりますが、導入して頂くシステムの内容により異なります。
- 何か特別なハードウェアやソフトウェアは必要ですか?
- 必要ありません。一般的なパソコンとオフィスソフトウェアがあれば動作します。
但し、IOTシステムやバーコード、QRコードの利用、またタブレット等の利用も可能ですので御利用される場合は、それらの機器が必要になります。
- データのバックアップはどのように来ないますか?
- お客様のご要望に応じて、バックアップシステムを構築できます。リアルタイムでのデータバックアップも可能です。
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