特長
性能と拡張性に富んだハイエンドモデル
VTV-9000シリーズはヴィスコ・テクノロジーズ社が独自に開発したソフトウェアVisionManagerと、ハードウェアを一体化した画像処理検査装置。直感的な操作で検査の設定も簡単に、スムーズな立ち上げを実現します。60を超える種類豊富な検査ツールは、VTV-9000シリーズ全製品に全ツールを搭載しています。
モデル名:画像処理装置 VTV-9000ST
VTV-9000STは高速な処理能力だけでなく、メモリ・拡張性・カメラ接続数に長けたモデルで、高速カメラの接続が可能です。
《モデルラインナップ》
4カメラ仕様、8カメラ仕様、高速モード対応2カメラ仕様、4カメラ仕様
検査ツール例1:良品のバラツキを考えて欠陥だけを検出
工業製品は、いつも同じ環境・同じ材質で同じ製品を生産できるとは限りません。微妙ではありますがロットごとに違いが出ることがあります。DefFinderは複数の良品モデルを登録することで、統計的に正しい良品画像を作成。傷、汚れ、異物などの外観上の欠陥を安定して検出・検査、バラツキのある検査にも対応します。DefFinderはヴィスコ・テクノロジーズ株式会社の登録商標です。現場で使用され続けて10年以上の実績を誇る外観検査ソフトウェアです。
検査ツール例2:対象物の凸凹(膨れ・へこみ)の検出が可能
異なる位置の照明で撮像した複数枚の画像を解析し、表面の"うねり"などをキャンセルして凹凸欠陥のみを検出します。「PMS検査」ツールなら、一般的な光学系では検出が困難な"微小な凹凸"や"緩やかに変化する反り"などを可視化できます。「目視でしか欠陥を見付けることができない」「鏡面の対象物なので打痕の検出が難しい」「表面に模様があるので検査が難しい」など、様々な問題を解決します。
動画
用途例
大型製品の高速分割撮像 |
各ステージごとに撮像された画像を貼り合わせて、一つの画像として処理。目視検査と同等の検査を自動化できたことで、さらなる品質安定と生産性向上に貢献します。
高速画像取込みを実現したヴィスコ・テクノロジーズ社の画像処理検査装置VTV-9000miniRと高速・高画素カメラの組み合わせで、製品に要求される精度・処理時間を実現。
|
ピンの打痕や上下振れを高精度に検出 |
プレスフープ品の表面の凹凸を検出します。ヴィスコの光学技術で、従来の手法では検出できなかった「変形しない打痕」や「上下振れ」も見逃しません。今までの1カメラで正面からの撮像では、主に寸法検査を行うことが一般的でした。
ヴィスコでは、独自の光学系とソフトウェア(VTV-9000)によって、正面からの撮像で寸法検査はもちろん、変形しない打痕や傷・上下振れ・ねじれ・緩やかな折れなども検出可能です。また、表面の凹凸を見る手法により、材料のこすれ汚れはキャンセルすることも可能です。
|
円筒形状物の外観検査 |
円筒形状物を回転させながら、2台のエリアカメラで撮像することで、全周検査(外周・内壁・小口)が可能です。
【エリアカメラだから出来る事】
円筒形やシートなどの連続した検査に有効な「ラインスキャンカメラ」。従来ラインスキャンカメラを使用していた検査対象を、エリアカメラで撮像するメリットをご紹介します。
- 任意で領域設定ができるので、明視野と暗視野画像など複数の合成画像を一度に取得可能。
- 位置決め後に画像を切り出すため、ワークが偏心した場合でも検査に適した画像を合成可能。
- エリアで確認できるため、ピントや照明調整が容易。
|